伝統的な様式で建てられた9つの門が、
公家町の規模を感じさせる。
苑内の外周部にある門は、堺町御門、下立売御門、蛤御門、中立売御門、乾御門、今出川御門、石薬師御門、清和院御門、寺町御門の9門あります。江戸時代は公家町の入口部分に設置されていましたが、明治期の大内保存事業によって現在の位置に移設されました。
いずれも日本の伝統な建築様式の一つである本瓦葺四脚門(高麗門)であり、葵祭、時代祭の行列が市中に出立する堺町御門や、幕末・禁門ノ変における激戦地として知られる蛤御門など、現在でも多くの来苑者に親しまれています。
京都御苑の東西南北に配置されており、近世・江戸時代にこの場所に栄えた公家町の規模感や、入口の雰囲気など感じることができます。
堺町御門
下立売御門
蛤御門
中立売御門
乾御門
今出川御門
石薬師御門
清和院御門
寺町御門