緑に囲まれて、気持ちの良いひとときを。

苑内に生い茂る樹木の数は、約5万本。木々の中を散策したり、巨木を眺めたり、思い思いに緑を感じてください。

松林

苑内の各所には多くの松の木が生い茂る松林があります。日本らしい風情が感じられるばかりでなく、小鳥たちの棲みかにもなっており、さえずりが聞こえてくることもあります。

山城原野の樹林

京都御苑の外周林に接するエリアに、ムクノキ、エノキ、ケヤキなどの巨樹が多い樹林があり、このようなエリアは「山城原野」と呼ばれています。「山城原野」の面影を残す植生は京都市内でも希少な存在です。1877年(明治 10年)以降の御苑整備に伴う樹木の植栽を起源とし、その後 100 年以上続けられてきた庭園管理の結果として成立した植生です。これらの植生や発達した自然環境は、希少な動植物の生息・生育地となっています。

巨樹

苑内には200本を超える巨樹があります。イチョウ 、エノキ、ケヤキ 、ムクノキ、クスノキ 、クロマツなど樹種は様々です。夏には青々と茂り、秋には紅葉を見せたりと季節ごとに表情を変えていきます。